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「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

カテゴリ:エッセイ( 4 )

日本語テスト

十日自負さんのこの歳になるとなかなかテストとも縁遠くなってくるが。にトラバ。
ATOKの日本語テスト面白いです。
さすが一太郎のATOK。日本語よく知っています。
思わず新しいバージョン買おうかなと思ってしまいました。
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by hajime_kuri | 2006-01-31 16:51 | エッセイ | Comments(2)
この記事は、Gun0826さんのブログにトラバしました。
こういう創作に関することを考える機会を与えていただける良ブログです。
試みに

ハッピーエンドとは、物語などが、幸せな結末を迎えることである。
カタルシスとは、物語などを読み終えた後に感じる、一種の爽快感である。
物語世界への感情移入が行われることで、日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること。
特に悲劇のもたらす効果としてアリストテレスが説いた。浄化。
つまり、ハッピーエンドはカタルシスにつながりやすいが、必ずしもカタルシスはハッピーエンドではないということである。というようなことをはじめて考えたのは今を去ること20年ほど以前のこと。
当時、社会人として営業職について、一日中、得意先を回り、販路拡大のために飛び込み営業をしていた頃のことである。
ちょうど笹沢佐保の「木枯らし紋次郎」シリーズが、春陽堂から文庫で出始め、夢中で読んでいた時である。
さらに遡る事10年ぐらい前が、テレビドラマ化もされた同シリーズのブームなのであるが、それを辿るようにして活字作品として読んだのである。
物語は掛け値なしに面白い。しかし、救いがない。紋次郎はいつも巻き込まれる形で争いの渦中に立ち剣を振るう。そしておおむね誰からも感謝されず、自ら身を引いて旅に戻る。
この救いのない物語がなぜ、こんなにも読者にカタルシスを与えるのだろうかと考えた。
そして、これはストーリーのカタルシスではなく、物語を貫く美学のカタルシスであろうと気づいた。紋次郎は、「寡黙」で「泣き言を言わない」し「孤独を恐れず、我慢強い」、たとえそれが虚無感からくるものであろうとしても、それは日本人の美意識にとって「美しい」態度なのである。そして、当時の主たる読者であるサラリーマンのお父さんたちは、紋次郎の後姿に、自分たち企業戦士と同じものを感じたのではないか。
家族からすら亭主元気で留守がいい、と言われる父さんたちは、紋次郎に自分を重ねて、ひっそりと自分に対して胸を張っていたのである。
これもまた、物語のカタルシスといってよいのであろう。

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作者は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)

1988 獣の歌/他1編

神様の立候補/ヒーローで行こう!
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by hajime_kuri | 2005-12-15 09:57 | エッセイ | Comments(8)
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古本好きなら、うんうんとうなずく笑えるエピソード群。
喜国さんの文章の達者なことにも驚いた。

「傷だらけの天使たち」「日本一の男の魂」などの著作で知られるマンガ家・喜国雅彦。彼が古本マニアとは、これを読むまで知らなかった。古本にまつわるエピソードを独特な語り口とイラストで表現。古本が決して嫌いなわけではない俺など、思わずニヤリとする話ばかり。
特に、角川文庫の横溝モノから本の収集が始まるエピソードは笑った。
あのころ、角川はよく文庫カバーの架け替えをやったのである。おかげで、俺の本棚には、大藪春彦の「復讐の掟」が三冊ある。当時、大学生の俺が、カバーが変わったのに気づかずに、新刊と思って買ってしまったものだ。しかも、読み終わって本棚に入れる段階まで、すでに読んでいたことに気づかない。ストーリーがみなほとんど同じという、大藪作品だからこそである。大藪作品に関して弁護すれば、彼の作品はストーリーではなく、その語り口やシチュエーションや小道具などを味わうものだから、俺にとって、ストーリーはあまり重要ではないのである。
ちなみに、俺の古本の中で、一番高そうなのは、湊屋夢吉の「紅龍異聞」だろうか。

「本棚探偵の冒険」喜国 雅彦(双葉文庫)
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by hajime_kuri | 2005-04-05 20:32 | エッセイ | Comments(0)
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東海地区をエリアにするラジオ局、東海ラジオのトーク番組に「癒し癒され人生応援団」というものがある。毎週火曜日の朝9時35分からオンエアされ、もう四年続いている。
パーソナリティは谷川アナと吉田宏岳氏。これは、その番組から誕生した本だ。
吉田氏は名古屋市昭和区の八事山興正寺の第20代住職である。毎回、宗教者らしい視点で、育児・自然・人生を訥々と語ってくれて、これから勤務だというような緊張の時間に、なんともいえないリラックスを与えてくれる番組である。
実は吉田氏は僧であると同時に、社会福祉と児童福祉の専門家(日本福祉大学や新城大谷短大などの教授や副学長など歴任)で、戦前後の児童福祉や社会福祉の生き字引でもある。
ラジオ番組という性格から、宗教色はほどほどで、個人的には、この福祉関係の先人の話が実に興味深かった。非行児のための教育施設の創設や制度改革のパイオニアだった留岡幸助、孤児の救済に人生をささげた石井十次など。めったにマスコミに出てこない先人を番組で言及するあたりに、吉田氏の哲学が伺える。
ぜひ一度読んでいただきたい本だ。元気が出てくる。
いやしいやされ人生応援団←アマゾンへGo!
八事山興正寺オフィシャルサイト
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by hajime_kuri | 2004-10-26 14:42 | エッセイ | Comments(0)