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「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

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江戸時代の庶民を中心とした時代様相と生活環境を、絵画資料を主軸に展開させ、在りし日の姿を眼前に再現する。江戸時代には日常茶飯であったが、現在は廃れてしまった事柄を中心に取り上げている。94年刊を改装したもの。日本は文明国だと思いましたよ。面白かったのは、絵が多くてしかも江戸の庶民のユーモア感覚が抜群なこと。
例えば、江戸は慢性的に女性が少ない都市なので、吉原が発達したとか、さらに女性の力が強くて、階級が下々になるほど「かかあ天下」であったとかの話の最後に、当時の川柳が、「間男をせぬを女房恩に着せ」とか添えてある。
また、だらしない格好で寝そべって話しかける父を、一切無視している母と娘たちのひな祭りの画には、「ひな祭り旦那どこぞへ行きなさい」の句。
思わずニヤリとしながら、ご先祖に思いをはせてしまった。いや、日本人は面白いよ。
時代小説ファンは必携。

目次

カラー図版 江戸の華
第1部 町と名所
・世界一の大都市
・江戸八百八町
・江戸名所
第2部 社会と住民
・行政と司法
・顧客商売
・士農工商
・暮らしの基準
第3部 住居と生活
・住宅と家財
・衣服と流行
・外出具
・結髪と化粧
・食べ物と嗜好品
第4部 慣習と人生
・年中行事
・信仰と迷信
・人生行路
第5部 文化と趣味
・町人文化
・遊びと趣味
・物見遊山
第6部 芸能と娯楽
・江戸歌舞伎
・大衆娯楽
・別世界吉原
・市中の性風俗
第7部 変貌
・災害と異変

大江戸ものしり図鑑―ひと目で八百八町の暮らしがわかる
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by hajime_kuri | 2005-06-26 14:15 | 時代 | Comments(0)

道院に慣れてきた

ちょうど二ヶ月になろうとする道院通い。
拳士の皆さんにも、かなり慣れてきた。
少林寺のマークは、この四月に、卍から双円に変わった。
先日、四半世紀ぶりに道着をネットで購入したら、胸にその刺繍が入っている。
今日は、それを着て練習に参加したところ、
「お、kuriさん、それ新しい刺繍道着じゃないですか」と話題になった。
どうも、道院での購入第一号だったらしい。
実物を見る拳士はまだ少なかったらしく、大いにうらやましがられた。
まあ、俺の今まで着ていた道着は、大学の名前が入っていたぐらいの年季モノだったからな。

本日前半は、級拳士(小学生高学年)の相対練習相手。私にとっても技を思い出すいい練習だ。
子供から「先生」と言われて、内心狼狽してしまう。
本日の級拳士の指導は、技と同時に、法形練習であろうとも、体裁きや体の転換・相手との間合いなど実戦を想定した上での、動きの意味と緊張感を教えた。
後半は、四段の拳士に相手をしていただき(なんという恵まれた環境だ!)、三段技の練習。
三日月返刈足、水月返連反攻、半月返掬首投、という白蓮拳の三技。一瞬で相手の攻撃にカウンターを返す剛法技で、実に楽しい練習だった。
特に半月返しの中段突きを受ける下受けは、突きを受けるのではなく、突きの出始めを押さえ込んで制するような意味合いが強く、またそうしなければ、掬首投げに入れるような体制を取れないのだ、と、これはまた、一言で「あっ」と気づく点で、目からウロコが落ちた。
思えば、武専(少林寺の武道専門の特別コース)で教えている先生が、この道院で教えてくれているのである。今更ながら、いい道院を選んだと思っている。
明日は、愛知県大会。県内の拳士諸君の健闘を堪能しようと思う。
きっと古い顔見知りとも出会えるだろう。楽しみである。
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by hajime_kuri | 2005-06-11 23:55 | 少林寺拳法 | Comments(0)

「PARASITE DOLLS 劇場版」

a0003784_8554084.jpg『アニマトリックス』『キル・ビル』の制作スタッフが贈る劇場SFアクションアニメ。2034年、“ブーマ”と呼ばれる人造の亜人と人間が共存する東京で、ブーマの犯罪に立ち向かう高機動対テロチーム「A.D.POLICE」の特殊組織“ブランチ”の活躍を描く。
キャラも演出もとことんクールに「背伸び」している。その点が、ちょっと鼻につく。でも慣れると気持ちよくなる。
絵柄は嫌いじゃない。というのも、私が漫画家になりたかった三十年前ほど昔には、もっとこんな絵柄のコミックスが日本でも出ないかなと思っていたのである。そして、その数年後から、大友とか、板橋しゅうほうとか、俺の好きな絵柄が増えてきたわけ。

さて、人工知能やロボットと人間の関係を描いたSFは星の数ほどあるのだが、その大半は次の2パターンかその組み合わせである。
・効率や能率を第一義にした機械としてのロボットや知能(全体主義とか非情な組織なんかの暗喩が多い)と人間の関係を描いて、人間の「心」にスポットを当てる。
・ロボットや知能を、「嘘をつかない」「自己犠牲」という側面から捉え、「究極の善人」として人と対比して描いて、人間の心にスポットを当てる。

この作品は、まさに後者。人間に奉仕して人間を守るプーマ。その擬似的な感情を描いて、受け手である人間の心に少しだけ迫っている。こういった感情は日本人独特のものかもしれない。日本の一般民生用の市販ロボットが、愛玩用のアイボであったことと比べ、アメリカでのそれは、「掃除機ロボ・ルンバ」であったし。

二つ目のエピソードに出てくる、イブという娼婦ブーマがなかなか魅力的だった。「人形」に潜在するエロティックな魅力をストレートに表現するとこうなるのであろう。
このシリーズを通して見たくなった。

「PARASITE DOLLS 劇場版」
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by hajime_kuri | 2005-06-05 08:56 | 映画 | Comments(0)