「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

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時をかける少女


先ほどDVDでこのアニメを鑑賞し、まだ余韻に浸っている。
先般見た「パプリカ」といい、筒井作品のアニメは佳作続きだ。
原作者の筒井康隆は、この作品「時をかける少女」を、どんなに私が年老いても優しくやさしく慕ってくれる親孝行な娘のような作品だと言っていた。
今回のアニメは、原作の物語との直接の関係はない。主人公のおばが、原作の少女らしいと匂わされているだけだ。
今回の主人公の少女は、友人のために、何度も何度も時間をやり直す。
彼女とこの作品がいとおしいのは、その何度も過去へ戻る主人公の行動が、「あの時ああすればよかった」「なぜ、あのとき、一言好きだといえなかったんだろう」という、誰もが抱える思春期の想い出と重なるからだ。
タイムリープとは、あの時代、友人たちや将来に対して抱いていた、「ふらふらと右往左往する不安や希望や迷い」のメタファー(暗喩)に他ならない。
そんな普遍性が、年齢・性別・時代を超えて、多くの人たちから愛される原因だろう。この「時をかける少女」という作品そのものが、「時をかける」のである。
私は、少年時代にNHKのドラマシリーズ「タイムトラベラー」を見、青年時代に大林宣彦の「時をかける少女」を見た。そして、ちょうど主人公の少女と同じ年の娘を持つ親となって、再び、このアニメ作品に出会うことができた。
今は静かに、この作品と同じ時をかけることができた幸運を喜びたい。そして、筒井康隆と同じ時代にいることを読者の一人として喜びたい。

時をかける少女(アニメ) 通常版


時をかける少女(大林宣彦)

追記
言うまでもないことだけど、遠い「未来」に去ってしまう結ばれることのない恋人とは、初恋のメタファーである。遠い過去に去ってしまった、結ばれることのなかった恋人は、誰の心の中にもいるからだ。
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by hajime_kuri | 2007-09-29 14:26 | SF | Comments(4)


よくできた映画である。
マカロニ・ウエスタン(イタリア製のフェイク・ウエスタン)のフォーマットの上で、愛するゆえのフェイク・パロディを繰り広げて見せ、しかも、フェイクではない「本当の映画」に仕立て上げている。
マカロニ映画でも「セルジオ・レオーネではなく、コルブッチの方ね」と、佐藤浩市が言ったとかで、マカロニファンの俺にとっては、スタッフ・キャストのみなさん「わかってるじゃないか」とうれしくなった。
ネット上でよく見かける非難の数々に少し意見しておこう。
・英語のセリフが外国マーケットに媚びているのでは?
この英語のセリフと字幕は、日本人観客に向けて、この映画が「フェイク・ウエスタン」だという、強烈なサインなのである。だいたい、冒頭のエピソードの背景にぶら下がる巨大な夕日に、しっかりとワイヤーを映していることからして、徹底したフェイク宣言じゃないか。
・主人公が印象薄い
主人公の伊藤は、物語を動かす触媒みたいなものだ。だからこそ、周辺の人物が生きる。すごく生きる。一見、戯画化されたような登場人物たちだが、マカロニウエスタンは、まさに「ああだった」のである。
日本映画も、「あざとさに陥る一歩手前で踏みとどまれる大人」になったなと感じた。

登場人物たちを列挙して映画の構図を見てみよう。
・クールな流れ者
・冷酷なボス
・間抜けなボス
・エキセントリックでずるい保安官
・かわいそうな母子
・主人公を助ける老人
・女ガンマン
・踊り子
・寡黙で正直なネイティブアメリカン
もう典型的なウエスタン。
「わかってるじゃないか」
SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スタンダード・エディション

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作者は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)

1988 獣の歌/他1編

神様の立候補/ヒーローで行こう!

盂蘭盆会●●●参り(うらぼんえふせじまいり)他2編

薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏
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by hajime_kuri | 2007-09-29 08:24 | 映画 | Comments(0)

パラダイムシフト

「コンテンツ力」とか「ソフトパワー」と言われるものがある。
外的力で強制するものではなく、魅力や興味による動機付けで人や社会や経済を動かす力である。

↓このサイトで、その言葉を思い出したのだ。
ケータイもったらバンダイチャンネル
ケータイと玩具?
いやいや、携帯電話機という筐体、ハードウェアに対応したゲームや音楽やサービスというコンテンツである。

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by hajime_kuri | 2007-09-19 21:58 | WEB | Comments(1)
電車の中や混雑の中で、突然、時ならぬ音楽が鳴り出すときがある。着メロだ。
この着メロで、携帯の持ち主の「痛い」部分が垣間見えてしまう場合がある。
年がいもなく若やいだ曲を鳴らしてしまった若い奴に媚びているようなハゲオヤジとか、自分の好きなアーティストの曲を着メロにして1コーラス聴いてから電話に出る「勝手パワープレイ野郎」とか、珍曲を鳴らして「どう、俺のセンス」とでも言いたげな愚か者とか。
音色が3とか6とかのチープな昔は、PCでMidiから作ったものである。俺も、「天国への階段」(ツェッペリン)とか「ジャンプ」(バンヘイレン)なんて市販の着メロには無かったものを作って入れていた。
しかし、着歌などのように音楽そのものになってくると、もう逆にシンプルが一番という気になってくる。で、最近の俺は、もう着信は「ベル」にしているのだ。
シンプルと言えば、昔のゲームのBGMみたいなFM音源の反復するリズムとかは着メロにぴったりなんだけどなあ、と思い、「ウルトラQ」のテーマを、打ち込んで入れたこともあったが、ついにこんなサービスを発見した。
ようやく本題だ。
テクノトロニカ

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by hajime_kuri | 2007-09-19 17:03 | Comments(0)
ここ半年当たり、スマートフォンが欲しくて仕方ない俺なのである。というのも、長年愛用してきたモバイルギアの一番の売りであるキーボードがヘタってしまい、ブログのチェックや出先での原稿書きに不自由しているからである。
で、携帯でかつてのPDAでやっていたようなことがどこまでできるんだろうと思っていたときに見つけたのがこのサイト。
ホウカゴケータイ GAMOW
中学・高校生のためのコミュニティーで、要は携帯電話によるSNS(ソーシャルネットワークシステム)みたいなものなのよ。

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by hajime_kuri | 2007-09-19 16:29 | WEB | Comments(0)

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かつてアーケードで散々お世話になったゲームである。というか、何万円もコインをつぎ込んだ俺は、アーケードでさんざん「ナムコをお世話した」と言っても過言ではないだろう。95年ぐらいから岐阜の岐南町のドライブインにある筐体に、勤務先からの帰りに毎日バトルを挑んだものである。

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by hajime_kuri | 2007-09-19 14:44 | ホビー | Comments(4)



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メガブロック MS-06F ザクII
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昭和33年生まれの俺は、ブロックで遊びながら育った最初の世代の日本人であろう。
ベーシックなブロックだけで心の力(想像力)を駆使して遊んだものである。

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by hajime_kuri | 2007-09-19 12:38 | 玩具 | Comments(1)



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Bトレインショーティー 103系 ATCタイプ(4両セット) ウグイス
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組み立て簡単、コレクション用の鉄道プラモである。
だから車両の長さも統一されているし、デフォルメもされている。
集めるのが主体の、スナップフィットのお手軽パズルプラモだろ、ふふん、と思っていたが、実物を手にして少なからず驚いた。これ、Nゲージで遊べるじゃん!

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by hajime_kuri | 2007-09-19 12:35 | 玩具 | Comments(0)



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ボイスアイドル(Voice I-doll )とは、キャラクターフィギュアと臨場感あふれる声優の声がひとつになったバンダイの新世代フィギュアである。
Voice I-doll Superior ミーア・キャンベル
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フィギュアの台座に、声優さんのセリフが仕込まれていて声が出るというしろもの。
「これが、若さか・・・」とか「あなたは女でありすぎたわ・・・」とか、もう一発芸としか言いようの無いセリフがチョイスされている。対象年齢15歳以上の玩具である。確かに子どもにはつまらないし、大人には気恥ずかしいし、ファン以外は銀河系のかなたに置き去りにしてしまう玩具である。
でも、ファンには、それが「痛気持ちいい」。メーカーもよくわかっている。

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by hajime_kuri | 2007-09-19 10:17 | 玩具 | Comments(0)

「S.I.C」!




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S.I.C.とは、"SUPER IMAGINATIVE CHOGOKIN"の略である。

つまり、これでもかとばかり作り込まれた、バンダイの大人向けフィギュアシリーズである。
で、フィギュアとバイクが嫌いじゃない親父としては、外せないのがこの一連の「仮面ライダー」ものなのである。

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by hajime_kuri | 2007-09-18 23:28 | 玩具 | Comments(2)