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「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

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秋葉原の事件に思う

亡くなられた方の冥福をお祈りする。
その上で、この事件を考えたとき、慄然とする点がある。
それは、私たちと犯人とは紙一重だということだ。

私は1982年・24歳のとき、犯人の加藤と同じ心境だった。
大学(地方都市)を出て、三流企業に就職して、東京で一人暮らし。
営業マンとして、すべての人に頭を下げまくる日常生活。
友達も無く、ただ小説を書くことだけを励みに生きていた。
周りがすべて勝ち組に見え、孤独で死にたくなる日々。
当時の日記に残した自分の短歌だ(恥ずかしい)

 淋しさに、誰かを殺したくもあり
        殺されたくもある夜かな

私と犯人との唯一の違いは、文学という手段の有無だけだ。
加藤の犯罪は決して許されることではないが、あの犯人の愚かしさには、自分自身の若いころの愚かしさが重なり、他人事とは思えない。
犯人にとって、自分の命は恐ろしく軽いものだったのだろう。でも彼の命を大事に思ってくれる少なくとも家族がいることになぜ気づかなかったのだろうか。
ある種の人々にとって単なる背景に過ぎない自分に耐えられなくなると、人はテロに走るのではないだろうか。いわば周りを巻き込んだ自殺である。
人々の恐怖の視線は、少なくとも「無視」ではないからだ。
「俺はここにいる、俺を見ろ」、こういった犯罪は劇場犯罪と呼ばれるらしいが、個人的には、コリン・ウィルソンのように「実存犯罪」と呼びたいところだ。



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1988 獣の歌/他1編

神様の立候補/ヒーローで行こう!

盂蘭盆会●●●参り(うらぼんえふせじまいり)他2編

薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏
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by hajime_kuri | 2008-06-12 12:06 | 時事 | Comments(3)