「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

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個人的にすごくツボにはまったシリーズ。喪中なので初詣などには行けなかったのだが、代わりに年末年始は、このシリーズで楽しく充実した読書生活を過ごした。八年前からスタートしているシリーズで、やはり年をとるとこういう本との出会いにはタイムラグが生じるものだ(嘆息)

実はこのシリーズで初めて読んだのが二冊目の「触身仏」。一読して、民族学とミステリーのかねあいが、マンガ「妖怪ハンター」(諸星大二郎)とか「宗像教授シリーズ」(星野宣之)ぽくて、すごく俺好み。急いでアマゾンで残りの「凶笑面」と「写楽・考」を取り寄せたわけだ。
そしたら、第一巻の冒頭に、諸星大二郎先生の「妖怪ハンター」に捧ぐ、と(笑)。
だって蓮丈那智の雰囲気、女性の稗田礼二郎なんだもの・・・。
助教授の蓮丈と助手の内藤君の関係がなかなかユーモラスで楽しい。オカルティックな部分はなく、民族学的な謎と現在の事件との謎が相似形に解決していく物語構成で、内容的には「妖怪ハンター」より、「宗像教授」に近い。古代製鉄民族の話題も出てくるし。このシリーズには、スピンアウトした、骨董業界の闇を描いた「狐」シリーズがある。これも面白い。おすすめだ。

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)
触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)
写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)
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by hajime_kuri | 2010-01-11 14:59 | ミステリ | Comments(0)