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「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

EeePC-4GXにPuppyLinux

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連休の自由研究(笑)として、EeePC-4GXに新しいOSをインストールした。
ネットブックPCブームの火付け役だった初代EeePCだが、SSDの容量が4Gigaしかないため、俺はF2Kという裏技ソフトを利用して、USB接続のSDHCカードをHDDに認識させて容量を増やしていた。ところがそのSDHCカードが寿命を迎え、WinXPがセーフモードでしかブートしなくなっていたのである。
修復セットアップしようにも付属のXPのディスクをどこかへ紛失してしまったのでそれもままならない。
いずれディスクが出てきたときのことを考えて、新しいSDHCカードに別のOSをインストールすることにしたのである。

つづき
# by hajime_kuri | 2010-05-05 15:59 | PC


俺は隠れもしないポメラーである。テキスト(のみ)入力デバイス「ポメラ」に惚れ込んだ男である。
DM10を購入し愛用。安い電池を入れて動作しなくなったのを故障と間違えて色違いを購入した後、別の電池で無事起動したために、結果としてDM10を色違いで2台所有するほどのポメラーである(涙)。

そんな男の話を聞きつつも、まだ購入をためらっていた方に朗報だ。ポメラの廉価モデルDM5が登場なのだ。今見ると、折りたたみキーボードの複雑すぎてちょっと強度に対して不安だよね、というDM10、DM20の懸念点が解消されている、。しかも実売で1万5千円強。
これでは、今まで購入をためらっていた人が正解じゃないですか。ということで、とりあえずポメラ迷ってたんだよね、という人は、DM5、買いだよ。
俺もパチンコとか競馬で臨時収入があったら即買いします(苦笑)。

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM5シル スパークリングシルバー
# by hajime_kuri | 2010-03-02 23:56 | PC

個人的にすごくツボにはまったシリーズ。喪中なので初詣などには行けなかったのだが、代わりに年末年始は、このシリーズで楽しく充実した読書生活を過ごした。八年前からスタートしているシリーズで、やはり年をとるとこういう本との出会いにはタイムラグが生じるものだ(嘆息)

実はこのシリーズで初めて読んだのが二冊目の「触身仏」。一読して、民族学とミステリーのかねあいが、マンガ「妖怪ハンター」(諸星大二郎)とか「宗像教授シリーズ」(星野宣之)ぽくて、すごく俺好み。急いでアマゾンで残りの「凶笑面」と「写楽・考」を取り寄せたわけだ。
そしたら、第一巻の冒頭に、諸星大二郎先生の「妖怪ハンター」に捧ぐ、と(笑)。
だって蓮丈那智の雰囲気、女性の稗田礼二郎なんだもの・・・。
助教授の蓮丈と助手の内藤君の関係がなかなかユーモラスで楽しい。オカルティックな部分はなく、民族学的な謎と現在の事件との謎が相似形に解決していく物語構成で、内容的には「妖怪ハンター」より、「宗像教授」に近い。古代製鉄民族の話題も出てくるし。このシリーズには、スピンアウトした、骨董業界の闇を描いた「狐」シリーズがある。これも面白い。おすすめだ。

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)
触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)
写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)
# by hajime_kuri | 2010-01-11 14:59 | ミステリ

「東京島」桐野夏生



第四十四回谷崎潤一郎賞を受賞した傑作である。
いやもう一読するや、風呂もトイレもページから目を離せないというおもしろさである。
物語は漂流モノである。32人の人間がたどり着いた無人島。主な語り手は、唯一の女性・清子(すでに初老といってもよい四十台後半)。作者は女性だけに、女という性の逞しさを直視している。この作品の中で一番強い存在こそがこの清子だからである。
物語の登場人物や小道具には各種の暗喩も埋められていそうで、ストーリーの進行にも母系社会から父系社会への移行なども暗示されていたりする。
漂流モノというと「二年間の休暇」(いわゆる「十五少年漂流記」ね)と、それをネガティブに反転させた名作「蠅の王」(ゴールディング)があるが、この作品はどちらかとうと「蠅の王」寄り。スリリングでテンションが高い作品である。
以前、当ブログで同じく桐野作品「OUT」に言及した際にも書いた覚えがあるが、かつてブルーカラーの青年や、鬱屈した勤労者のために大藪春彦の作品があったのだが、今や鬱屈した女性のために桐野夏生の作品がある、といっても良さそうな気がする。本当に「男前」な作家であるよ。

東京島

蝿の王 (角川ホラー文庫)

二年間の休暇(上) (福音館文庫)

※リンクは別ウインドウで開きます。悪しからずご了承ください。

# by hajime_kuri | 2009-12-30 17:03 | ミステリ
高校学習指導要領解説書から「竹島」の記述消える 中学解説書から後退

これは問題だろう。
領土問題に関しては、周辺国へ下手な配慮をすると、誤ったメッセージを送ることになる。
しかも、この竹島は、実効支配に際して、韓国が日本の漁民を拿捕したり、射殺したりと、傍若無人の限りを尽くした蛮行だ。まだ自衛隊すらなかった当時の日本から、火事場泥棒のように奪った島。しかも、韓国は話し合いの場にすらつこうとしないのだ。

韓国は、日本が教科書に竹島問題を記述することを「挑発」というが、本当の挑発とは、領土問題のある島に問答無用で施設を作って居座る韓国の振る舞いの方である。
# by hajime_kuri | 2009-12-25 11:06 | 時事