「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri
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北極大陸15号配信開始

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作者・栗林元は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)

1988 獣の歌/他1編

神様の立候補/ヒーローで行こう!

盂蘭盆会●●●参り(うらぼんえふせじまいり)他2編

薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏
小説指南
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# by hajime_kuri | 2016-02-01 22:40 | 俺の作品 | Comments(0)
 あけましておめでとうございます。

 さて、本講座も、めでたく二回目の正月を迎えることができた。今回は、開講以来、生徒のみなさんと接していて、逆に私が学んだことについて書いてみたい。

 まず、「文章を書く」ということが「小説を書く」に発展することは、「語り方」の問題だと気づかされた。「話すこと」が「物語を語る」ことに発展することなのである。小説とは、文章表現による「話芸」だということだ。話芸としての小説表現に意識を向けることができたのである。

 次に、実際に小説を書いている際に「筆が止まる」ことがあるが、その仕組みがよく分かった。
 筆が止まる場合の理由の一つは、人物や背景の「設定」が甘いことが多い。書いているときに迷って筆が止まるのだ。この対策は、書き出す前に「よく考える」である。
 もう一つの理由は、情景や状況のイメージ力の弱さだ。キャラの気持ちなどを想像する力不足もある。この対策は、舞台背景となる場所や状況を「よく調べる」である。体験してみる、行ってみるということもある。また、登場人物の心や気持ちを知るためには、人と交流してその心の動きなどに敏感にならねばならない。

 最後に、小説を書き始めた頃の自分の気持ちを追体験できた。これは実際に小説を書こうとした人にしかわからない気持ちで、「書き急ぎ、書き焦り」とでも言えようか。
 物語には緩急があり、急の前には必ず緩やかなシーンが必要になる。物語は「誘い、じらし、満足させる」の繰り返しで進んでいく。この「じらし」の段階で書いている作者もじれてしまうわけである。速くクライマックスの盛り上がるシーンを書きたい語りたいのだ。
 このシーンで読者は退屈してしまわないか、といった不安を感じたりもする。

 このようなことを、生徒さんとの対話の中で再発見してきた。この「小説指南」を始めて本当によかったと感じている。
 今年も、色々な方と知り合いになりたいと思っている。どうかよろしく。


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# by hajime_kuri | 2016-01-01 23:42 | 小説指南 | Comments(0)

世間は狭い

意外と世間は狭い。

その1
昔、テレビを見ていたところ父親が、「あれ」と声を上げた。
番組は特撮ドラマで、そのシナリオライターが大学の同級生だというのである。
あの作家の辻真先さんだった。
父は名古屋大学の国文科で辻先生と同級生だったのである。

その2
読書家の母は、読む本がなくなるとちょくちょく私の書棚をあさりに来るのだが、そんなときに「あれえ」と声を上げた。
「現代マンガの全体像」という本を手に取っていて、「これサトシ君だがね」というのである。
「これは、私の敬愛する呉智英(くれともふさ)先生の著作である」という私に、母は、これは従妹のサトシだよ、と言うのである。
学生時代から敬愛する先生は、母の従妹であったのだった。


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# by hajime_kuri | 2015-12-21 10:20 | 日常 | Comments(0)

「小説指南」発売開始!

私の5冊目の電子書籍「小説指南 こんなに小説が好きなのに、どうして書けないんだろう俺って人のための45講」がリリースされました。
小説創作の流れを「細分化」して、発想を膨らます脳内作業を「可視化」、その上で誰もができるように「標準化」した、いわば小説創作作業の「カイゼン」の書である。
太平洋時の12/3~12/5まで、無料ダウンロードキャンペーン実施。
奮ってダウンロードください。
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小説指南




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# by hajime_kuri | 2015-12-02 22:56 | 小説指南 | Comments(0)
自己出版のお知らせ電子フリーペーパー『北極大陸』第13号を発行します。表紙の写真は長野県今井市のりんご農園。このサンフジは適度な甘さと酸味、食べ応えの良さなど、本当に美味しいです。
今回の内容は、栗林元が12月にKDPでリリースする「小説指南」の連載より「作品を書いて気づくこと」を一部抜粋して掲載。
弾射音さんの『凌聖愚遊《りょうせいぐゆう》』は、第四回目。調査が始まります。
まあぼさんお『戦え!宇宙キッドの作り方』は第13回目。第11回目の対アイアンライノ戦に登場した、ブルゴニア共和国の戦闘機、J21aブリクストです。


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# by hajime_kuri | 2015-12-01 23:07 | 俺の作品 | Comments(0)
 今、昭和十八年を舞台にしたSF小説を書いている。小説に限らずフィクションとは「嘘」であるが、SF小説は特に読者の予想を裏切る「大嘘」でなければならない。このような大嘘に必要なことこそ細部のもっともらしいリアリティーである。
 そのリアリティーを出すためにどのようなことをしているかを、少し種明かしする。

 当時の地方の国鉄(今のJR)駅を描写するために、駅に掲示されていたかもしれない同じ時代の広告ポスターを調べた。そこで、某企業の広告の戦中の広告の変化を知ることができたので、登場人物が、駅に貼られたそのポスターが半年前より戦時色が強まったことを感じる描写を入れた。
 このように、資料を当たることでシーンが思い浮かぶ。逆に言えば、ここまで煮詰めてから書いているということだ。そうすればいったん書き始めた後に筆が止まると言うことはあまりなくなる。

 リアリティーというのは「モノ」や「現象」だけでない。当時の人々の感覚も重要である。例を挙げてみよう。

 昭和十八年の作中で語られる「写真」や「映画」は大半がモノクロだ。だから、カラー写真やカラーフィルムが出てきた場合は、登場人物は「お、天然色(当時の言い方)だ!」と思わねばならない。ちなみに、昭和の五十年代に広告業界に就職した私は、「モノクロフィルムの方がカラーフィルムより高額」になっていることを知って驚いたものである。

 同様な世間一般の意識の変化は、男女関係、教育関係など社会全体に及んでいる。インターネットのおかげで「モノ」や「現象」のリアルは資料がすぐ手に入るが、この社会意識のリアルは、作家のセンスや想像力が必要だ。

 このセンスが磨かれていれば、幻想小説などで架空の世界の構築をする際にもリアルな世界を構築できる。広く社会に目を向けて、センスを磨いてほしい。


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作者・栗林元は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)
不死の宴 第一部 終戦編
人生はボンクラ映画・西森元
1988 獣の歌/他1編・栗林元
神様の立候補/ヒーローで行こう!・栗林元
盂蘭盆会●●●参り(うらぼんえふせじまいり)他2編・栗林元

薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏・栗林元
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# by hajime_kuri | 2015-11-29 11:56 | 小説指南 | Comments(0)
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毎回、ご愛読いただいているこの「小説指南」講師ブログ、いよいよ電子書籍版をAmazonのKindleストアよりリリースすることになった。
12月早々を予定しており、現在データを整形中。

電子書籍は基本的にEPUB3に準拠したものを用意して、それをKindle用のMobi形式に変換して販売する。予定価格は500円。
当面はAmazonのKindle版のみ。

内容は、過去記事を加筆したもので、より詳細に説明している。
添付の画像は表紙と広告。
友人のグラフィックデザイナー氏のご厚意に甘えた。

特に専業作家ではなく、実力があるわけでもない自分が、会社員を続けながら作品を書くために、その創作業務を試行錯誤しつつカイゼンしてきたノウハウを一冊にまとめたものだ。
この本が、小説を書こうと志す方たちの気づきのきっかけになればうれしい。


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作者・栗林元は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)

1988 獣の歌/他1編

神様の立候補/ヒーローで行こう!

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薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏
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# by hajime_kuri | 2015-11-26 23:32 | 小説指南 | Comments(0)
 小説を書きながら気づくことがある。私の体験からお話ししよう。

 私には「自転車の夏」というタイトルの自伝的青春小説があるのだが、それを書いているときの体験である。
 物語は、主人公の栗本肇が大学に入学し、少林寺拳法部に入部してからの半年間に、私自身が三流私大の四年間で体験した体育会の、それも武団連合と称されるような強面の運動部での壮絶な、でも爆笑な日々を凝縮して描いたものである。

 主人公の性格を描写するエピソードが以下の文。

 自転車が長い坂を下っていく。
 肇の自転車の隣には少し遅れて都築の自転車が並んでいた。肇の自転車は、実に頑丈な作りである。フレームは鉄で、その上ブレーキはワイヤーではなかった。サイクルといえばスポーツとか青春とかをイメージするのだが、このサイクルは正に自転車と呼ぶのが相応しく、むしろ寿司とかラーメンをイメージさせるのだ。
 みんなから出前自転車などと馬鹿にはされていたが、重い上に変速ギアがないだけに下り坂は速かった。
 この「出前号」は、下宿生活の足として入学時に両親から買ってもらったものだ。本当は倍ほどの値段のスポーツ車が欲しかった。フレームの材質はクロームモリブデンで重量も半分以下。ドロップハンドルもスポーティーな十二段変速というやつだ。母は生協の自転車売り場で、二台を見比べ、「お前はこういう派手なものは嫌いだろう」と言ってこの実用車を選んだのだ。親の期待に反して公立大学に落ちた身でもあり、肇は黙ってその自転車で我慢していたのだった。
 「常に願望は程々にしておく」という性格、肇自身はこれを長男根性と頭の中で命名していたが、それが身についてしまっていた。
 友人たちから出前号と言われる度に、そんな自分の一面を指摘されるようで嫌な気分になった。
 今では、四年間この自転車で通してやる、という歪んだ決意さえ抱いている。これもやはり長男根性かもしれない。

 私は、主人公の「長男根性」を象徴するエピソードとしてこの自転車を出したのだが、その後、この無骨な自転車は随所で登場する。

 国鉄東海道線の上に架かる跨線橋にさしかかった。歩行者・自転車用の急な斜路になっている。半分ほど登ったところで自転車を降りて押さねばならなかった。とても上までは駆け上がれない。

 主人公の体力的な成長を描写する道具として使っていたこの自転車が、やがてエピローグにも登場する。描いていたマンガが選外佳作として雑誌に載ったと聞いて本屋に急ぐシーンである。

 東海道線に架かる跨線橋が見えてきた。自転車用に斜路にはなっているが、歩道橋なみの急斜面だ。いつもは半分ほど登ったところで自転車を降りて押していた。
 肇はサドルから腰を浮かすと、ペダルを踏んだ。
 ぐいぐいと加速する。
 (今日こそ上まで行ってやる)
 「出前号」は勢いをつけて斜路を駆け上がった。半分まで登って勢いが落ちそうになったところで立ち上がり、一歩一歩踏み締めるようにペダルを踏み、じりじりと登る。
 スポーツサイクルならギアを落とすところだが、あいにく「出前号」は実用自転車だ。もともと変速ギアなどというしゃれたものはない。
 ぎしぎしと悲鳴を上げる「出前号」に、肇は心の中で叫んでいた。
 (がんばれ、がんばれ、俺もがんばる)
 ほとんど止まりそうになりながら、ついに前輪が斜路を登りきった。
 (やった!俺は合宿で確実に強くなっている)
 そして、ふいに肇はこの無骨で決してスマートではない不器用な「出前号」に強い愛着を感じているのに気づいた。
 ああ、こいつは俺自身なんだ。
 そう思うと何だかこの自転車を褒めてやりたくなった。
 (ようし)
 ペダルに一踏み力を加えると、肇は思い切って体重を後ろにかけた。
 その瞬間、「出前号」はその姿に似合わず、ぐいっ、と前輪を持ち上げると、見事なウィリー走行をやってのけたのだ。
 目の高さで回るスポークにキラキラと陽光が反射する。「出前号」は胸を張って「どんなもんだい」とでも言っているようだった。

 私は、このエピローグを書きながら、「運動神経がいいわけでもなく競技者になるわけでもなく、決してイケメンでもない主人公」と「変速ギアがついているわけでもなくスマートでもない出前用自転車」は同じなのだと気づいたのだ。
 書いている段階で、この作品のタイトルは「月影砕くる東海に」という私の母校の逍遥歌のタイトルを付けていたのだが、この気づきの後、迷わずに「自転車の夏」にした。

 この気づきの後、小説や映画を見たときなどに、物語や主人公の心などを象徴化(シンボライズ)するモノを発見する目が養われた。そして作品の中に意図してそれを仕込んだりする技巧も覚えたわけである。

 実際に作品を書かなければ気付きはやってこない。

 (※)現在、この作品は「薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏」としてAmazonのKindleストアで販売中である。


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# by hajime_kuri | 2015-11-22 16:35 | 小説指南 | Comments(0)
電子書籍PRフリーペーパー
「北極大陸 第12号」 無料配信開始!

今回、私は12月リリース予定の電子書籍「小説指南」の案内と試し読みです。

北極大陸EPUB版ダウンロード
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北極大陸第12号以降を読むためにはEPUBリーダーが必要です。
EPUB版の場合。
iOS端末(iPhoneやiPadなど)やMacであれば、iBooksで「iBooksで開く」を選ぶとライブラリーにコピーされます。
iBooks

Android端末はダウンロードしたEPUBデータをタップするとGoogle Play Booksが起動します。

WindowsはAdobe Digital Editionsで読むことができます。Macにも対応しています。
Adobe Digital Editionsインストール手順はこちらを参考にどうぞ。
https://helpx.adobe.com/jp/digital-editions/kb/8409.html

mobi版の場合。
iOS端末やAndroid端末の場合は各OSに対応したKindleアプリを利用してください。
一旦PCにダウンロードしたmobiファイルをsend to kindleで任意の端末に送るか、直接コピーしてください。

iOS版Kindle
https://itunes.apple.com/…/kindle-ben-dian-zi-…/id302584613…
Android版Kindle
https://play.google.com/store/apps/details…

WindowsやMacであれば、それぞれの専用Kindleアプリを利用してください。

Kindle for PC
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=3078592246

Kindle for Mac
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=3077089416


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# by hajime_kuri | 2015-11-05 22:21 | 俺の作品 | Comments(0)

読者の共感を得るとは

 小説を読んだときに、「そうなんだよな」とか「わかる」といった腑に落ちる感覚があると思う。
 これが、作者や作中人物に対して共感する瞬間である。この体験があることによって、もっとこの作者の作品を読みたい、またこの登場人物に会いたい、という気持ちになるわけだ。

 小説を書くからには、読者にそのような「共感」を体験させたいものである。
 そこで、私が生徒諸氏にお勧めしているのが、自分と年齢の近い作家の作品を読むことである。
 自分と同じ音楽を聴き、同じ教育を受け、同じ映画を見て、同じテレビを見て、つまり同じ時代の空気を吸っている同時代で同世代の作家が、現代を、「どう見て」「どう感じ」「どう考え」「どう作品化」したのかを見極めることが大切なのだ。その上で、「なるほど」と思うこともあれば「それは違う」と感じることもあろう。
 それが大事なのだ。

 とはいえ、「共感」とは、読者に迎合することではない。「共感」を得ようとして、考えや感覚を「普通」にしてしまうのは本末転倒だ。
 むしろ、読者が感じてはいるけど、はっきりと気づいていないことを「意識化」して提示し、その何とも名状しがたい気分とは、こういうものだと提示することによって、「そうだったのか」「そうそうそういうことなんだ」と感じさせることができる。それこそが「共感」なのだろう。

 最近では、私自身はこのような感覚を重松清さんの作品で感じることが多かった。重松さんは、私より二歳年下だが、まさに同時代で同世代の作家である。
 そんな作家を見つけることも小説創作の修行の一助になると思う。


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# by hajime_kuri | 2015-11-05 14:35 | 小説指南 | Comments(0)
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先月の「小説指南」レッスンで、私の愛用するポメラに興味津々だった生徒女史(24)だが、本日のレッスンで、プリント間に合いませんでしたとバッグから取り出したのがポメラ。
「てへへ、買っちゃいました」とのこと。
先日のレッスン後に、その足で名古屋駅ビルの東急ハンズで速攻買い求めたようだ。
画面拝見すると、私と同じ縦書き設定になっていて、やっぱり小説書くならこの設定だよなと感じた。
感想を聞くと、「最高です」と大絶賛。いつでも携行して、思いついた時にすぐ打てるのが高ポイント。また、これも私のノウハウなのだが、打ち上げたものをQRコード~スマホ~Evernoteという連携でどんどんクラウドに投げておけば、いちいちPCとリンクしなくてもマルチなデバイスで作業を継続できるのも強い。
タブレットに携帯キーボードなどを携行しなくても、ノートPCを持たなくても、ポメラ自体が優秀な日本語入力Atokを備えてモニターとメモリーを付属した優秀なキーボードである。さらにブルートゥースで、スマホの外付けキーボードにもなる。ある意味万能ガジェットだ。
作家修行者にはお勧めです。

キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック


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# by hajime_kuri | 2015-10-12 22:35 | 小説指南 | Comments(0)
 小説を書き始めて間もない人の場合、「あいまいな表現」が頻繁に出てくる。また、すぐ筆が止まってしまう、という声も聞く。
 これはどちらも、情景やキャラクターの思いなどのイメージが固まらないうちに書き出していることが原因だ。

 例として、主人公が、放課後の教室に戻り、高橋という人物に出会うシーンを初心者作家として書いてみる。

 教室には数人の生徒が残っていて、よく見ると高橋もそこにいた。

 このト書きの様な文を加筆する。

 教室に戻ると、帰宅組の生徒が数人残っていた。机に向かって文庫本に没頭している者、ロッカーの前で談笑する連中。高橋は一人窓際に立ち、運動部のかけ声が聞こえてくるグラウンドを見下ろしていた。

 ここまで書くと情景がくっきりと浮かび上がる。また、イメージが固まらないからこそ、頻繁に筆が止まるのである。
 ここまで情景をイメージして書き出すと、筆が止まることもないはずだ。また、小説を書き慣れてくると、原稿を進めながら、同時進行でストーリーを膨らませ進められるようになる。情景を思い浮かべながら、原稿を書き進めていけることができるようになる。
 そして、書きながら想起して描写したことが、後々伏線として生きたりもする。そんな書きながらの化学反応こそ物語を創っていく醍醐味なのである。

 これは、漫才師が即興で客席の反応を見ながら話を進めて、それがネタとしてかたまっていくのと似ている。やはり、小説も話芸なのだなと思うのだ。


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# by hajime_kuri | 2015-10-08 12:36 | 小説指南 | Comments(0)