「そのケータイはXXで」
2005年 02月 02日
出張の往復の電車で読んだ。
旅行で訪れた山奥の温泉地。折しも怪しい祭りの当日。女子大生しよりと愛子を次々に襲う恐怖の事件。今すぐ脱出しなければ片目、片腕、片脚を奪われ、“生き神”として座敷牢に一生監禁されてしまうという!?頼りの武器はケータイのみ!二人は生きて逃げ出すことが出来るのか。というノンストップアクション小説。ハリウッドのB級ホラーのような話である。
冒頭、宿の押入から出てきた以前の宿泊者のものと思われる携帯電話が鳴り出すところが秀逸。文章にあらが目立つし、ストーリー展開も強引ではあるが、そのページターナー(次ページを繰らせる力)ぶりは見事である。
週末の夜更けに、コーヒーやおつまみを用意して、一気に読むという作品でしょう。
今後の精進が楽しみです。
宝島社文庫「そのケータイはX...宝島社文庫
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作者・栗林元は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)
1988 獣の歌/他1編・栗林元
神様の立候補/ヒーローで行こう!・栗林元
盂蘭盆会●●●参り(うらぼんえふせじまいり)他2編・栗林元薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏・栗林元
by hajime_kuri
| 2005-02-02 23:47
| ミステリ