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「読書記録」を中心に、読んだ本、見た映画の記録、書評、ブックガイド、その他日常の徒然ね。


by hajime_kuri

俺の闘病記 8 自転車最高

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仕事柄、デスクワークの日が多い俺は、日々の運動が不可欠である。
ということで、体を動かすことを「趣味」にした。もともと大学時代は体育会(それも武団系・・・怖っ、)、あの当時に比べれは、闘病用の運動など鼻歌だ(豪語・笑)
とはいえ、俺の年頃の連中がやるゴルフは今さらなあ、と思い、自転車を趣味にした。
実は、昔から自転車は好きで、32歳の時にはロードレーサーを1台持っていて、半年ほどそれで片道25キロの通勤をしていたことがある。このときは88キロから76キロまで一ヶ月で体重が落ちてすこぶる健康だったのだが、梅雨時に入って中断したあと、続かなくなってしまった。
40歳のとき、悪化する糖尿に一念発起してMTB(ジャイアントのWARP.DS-1)を購入したのだが、うつ病を併発して倉庫で眠っていたのである。
退院後の初の週末、愛車を引っ張り出してきれいに磨き上げ、自宅の近くの尾張広域緑道へ出かけた。この道は庄内川と木曽川を結ぶ10キロ弱の遊歩道で自転車道が併設されている。ところどころが公園になっていて、アスレチック器具もあるという、糖尿病患者のためのような散歩道である。
いや実に気持ちよかった。健康であることのありがたさを痛感した。
以来、週末にはほとんど車やバイクには乗らない。出かけるときは自転車。一年くらいのうちに、お気に入りのコースができていく。30分、1時間、半日の時間刻みで、数パターンのコースができる。また季節ごとのお気に入りコースもある。
新緑のころは、自宅から10分ほどの場所にある、500メータほどの林間ヒルクライムコースがお気に入りである。雑木林を抜ける道で、途中に池や、馬場(いいだろう)がある。かなりきついが、これを上りきると、1キロぐらいの緩やかなダウンヒルがすごく気持ちいいのだ。
街中を走るのも好きだ。特に週末の早朝、車や人気のない街は、自転車で走るには最高のステージではないだろうか。
また、いつでも自転車を漕ぐ体力を維持したいので、雨の週末用にエアロバイクを購入した(7000円の安物)。ところがこれが通年で大活躍。
夜の散歩など、時間が取れないときにはこれが効率よくカロリーを消費してくれる。
ただ漕いでいて楽しいのかよ、と思われるだろうが、これのいいところは、漕ぎながら本も読めるし、音楽も聴けるし、テレビも見られるということ。
普段じっくりと聞くことがないCDを聞く時間が持てた。またビデオで映画を借りてきて、それを見ている間中、中程度の負荷で貧乏ゆすりの感覚で漕いでいる。
筋力トレーニングのように鍛えている部位に意識を振り向ける必要がない有酸素運動だからこそできる「ながら運動」。
忙しい人にお勧めである。
※今回の写真は、そのお気に入りの林間コース。
※自転車で運動する際、インスリン注射をしている人、またインスリンの効きをよくする薬を服用している人は、低血糖に備えて必ずミネラルウォーターとブドウ糖粉末を持っていくように。いけねえ低血糖だ、というとき、そこらの自販機にあるドリンクは吸収が遅い上に、高カロリー過ぎるからね。

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作者・栗林元は小説を書いています。よろしければお読みください。(Kindle版です)

1988 獣の歌/他1編・栗林元

神様の立候補/ヒーローで行こう!・栗林元

盂蘭盆会●●●参り(うらぼんえふせじまいり)他2編・栗林元

薔薇の刺青(タトゥー)/自転車の夏・栗林元
by hajime_kuri | 2004-06-12 08:55 | 糖尿病