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by hajime_kuri

中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす

a0003784_1051067.jpgこれは興味深い本だった。アマゾンのオススメメールで知らされた本で、まさにアマゾンさんありがとう、である。
以下、アマゾンの紹介を引用。
「たかがマンガ、たかがアニメ」が中国の若者たちを変え、民主化を促す--? 日本製の動漫(アニメ・漫画)が中国で大流行。その影響力は中国青少年の生き方を変え、中国政府もあわてて自国動漫産業を確立しようとやっきになっているほど。もはや世界を変えるのは、政治的革命ではなく、大衆の意識や行動を生活レベルで動かすアニメや漫画のようなサブカルチャーなのだ!
以上、引用。
ちょうど俺の娘(大学二年生)が第二外語で中国語をやっているのだが、彼女たちの世代は、「スラム・ダンク」と「セーラームーン」の話をすればすぐに中国の若者と友達になれるわけである。
中国共産党は、ディズニーなどのアメリカのアニメには実は十分警戒していたという。というのもそれらのコンテンツには、アメリカ的民主主義のエッセンスが色濃く反映されているからだ。それに反して、日本のアニメには一見政治思想は無縁である。しかし、自由競争で面白さを競い合った日本のアニメやマンガに親しんだ中国の若者は、もう「党の指導」のもとに制作された中国産アニメでは心を動かされなくなっている。何より、日本のアニメは、中国の若者たちを「社会には色々な意見があってもいい」という世界観に染め上げてしまったのである。
ソフトパワーってのはこういうことなのか、と腑に落ちたのであった。
中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books)
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by hajime_kuri | 2009-06-02 10:05 | 社会科学